2002年1月分

1/30(水) ・コート・デュ・ローヌ 1998 E.ギガル A.O.C.コート・デュ・ローヌ \1,400/750ml
 COTES DU RHONE 1998 E.GUIGAL A.O.C.COTES DU RHONE
  コート・デュ・ローヌの代表的な造り手、E.ギガル社の造る、シラーとグルナッ
  シュを使用した赤ワインです。E.ギガル社の素晴らしいブレンド技術が堪能で
  きる一本との事。
  色は深く黒みがかったワインレッド。落ち着いた、癖の少ないベリー系の香り。
  この香りに混ざって、樽のかかったような香りも少し感じられる。口に含むと、
  元気の良い酸味のきいた味がパッと広がるが、すぐに甘味と渋味が程よく湧いて
  きて、バランスの良い味わいを醸しだす。なかなか美味しい。
  この値段でこの味ならばお買い得です。
  
★★★★
1/29(火) ・大七「皆伝」生もと造り純米吟醸 限定醸造 福島県二本松市大七酒造(株) \2,500/720ml
  お正月に飲もうと思って昨年末に購入して置いたのですが、飲みそびれていまし
  た。ラベルを良く見たら、00.12の刻印。一年冷蔵庫で熟成
した12BYの
  お酒でした。
  箱入りで、箱には詳細にこのお酒に関する説明がありましたので、そのまま引用
  します。
  『全国でも稀な正統的生もと造りの純米吟醸酒です。天然の乳酸菌と選び抜かれ
  た酵母によって、独特の深いコクを長い時間かけて醸し上げる、酒造りの粋とい
  われる生もと造り。さらに弊社が独自に開発した超扁平精米技術によって、雑味
  を徹底除去し、一段と美味しくなりました。伽羅の香りをともなった奥ゆかしい
  芳香に、刺激を一切感じさせない、丸く艶のある極めて完成度の高い味わい。森
  林の中に入り込んだかのような落ち着きのある名品です。料理と幅広い相性があ
  り、冷酒でもぬる燗でも美味しくいただけます。』
  超扁平精米 
  『米粒を球状に削り上げていく従来の精米法では、楕円形の米粒の長い部分を不
  必要に削り過ぎる一方、厚みの部分では意外に削れません。これでは米粒表面に
  分布している、タンパク質や粗脂肪など、お酒の雑味の原因になる成分を、十分
  に除去できないのです。
  雑味の成分を最も効果的に除去するには、まず厚みの部分から扁平に削っていく
  ことが必要です。弊社は独自の研究によって、扁平率を大幅に引き上げた精米技
  術を、「超扁平精米」として実用化しています。』
  色は極薄い山吹。おとなしめで穏やかな吟醸香。まったりと舌にからみつくよう
  な口あたりで、生もとらしく酸味の伸びがあり味が膨らむ。コクも充分あり、美
  味しい。含み香に特徴があり、これが箱書きにある伽羅の香りということか。
  後味に、乳酸発酵特有のフルーティな残り香を感じる。
  燗をつけても飲んでみたが、こちらは秀逸。ケチの付けようがなく、日本酒好き
  で本当に良かったなぁと感じるひとときを過ごした。
  冷や:★★★★   
燗:★★★★★
1/27(日) ・アミラーリ(提督)ビール 東郷平八郎ラベル(復刻版) オランダ \301/330ml
 AMIRAALI EXPORT BEER Heihachiro Togo 1874-1934 OY PYYNIKKI, TAMPERE
  日露戦争時、日本海海戦においてでロシアのバルチック艦隊を打ち破った事で有
  名な東郷平八郎の肖像がラベルになっているビールです。
  『当時ロシアに押さえつけられていたフィンランドでは、これを契機に1917
  に独立。独立運動の恩人として東郷平八郎元帥が慕われ、ビールのラベルにされ
  た。』という話しがまことしやかに伝えられていますが、残念ながらこの話しは
  事実ではなく間違いだそうです。
真実の概略は以下の通りです。
  アミラーリビールは、確かにフィンランド中部の都市、タムペレ(TAMPERE)の
  ピューニッキ(PYYNIKKI)醸造所で醸造されていたビールですが、ラベルにされ
  ているのは東郷平八郎だけではなく、ネルソン提督をはじめ全部で24人のラベ
  ルがある(あった)そうです。1970年2月に、先ず6人の肖像が登場。その
  後、1971年までに東郷平八郎を含む6人の肖像が追加。更に1984年に、
  山本五十六を含む12人の肖像が追加され、24人になりました。
  ところが、1985年にビューニッキ醸造所は倒産。シネブリコフ醸造会社(
  Sinebrychoff)に引き継がれましたが、アミラーリビールの生産は1992年
  に遂に停止。市場から姿を消しました。
  それでは何故、今このビールが日本で手に入るのでしょうか? 実は、「旧海軍
  関係者や東郷神社など元帥ゆかりの方面から発売再開を求める声が相次ぎ、輸入
  元の日本ビール社がオランダ製の無印ビールに東郷ビールのラベルを張り、復刻
  した」(1998.8.5 東京新聞)との事。つまり、日本でしか流通していない様で
  す。

  さて、前置きが長くなりましたが、このビール、肝心の味の方はイマイチです。
  色は、まあ国産大手ピルスナーと大差ないゴールド。香りは、青臭いような、山
  菜のゼンマイを思い起こさせる香りです。味も、この臭みが残るちょっと癖のあ
  る味。この香りと味は記憶に新しいと思ったら、近藤勇ビール(01/12/6参照)、
  坂本竜馬ビール(01/12/11参照)とほぼ同じでした。いずれも、日本ビールが
  プライベートビールとして輸入している様なので、多分醸造元は一緒だと思われ
  ます。しかしながら、ちょっとした疑問が、、、。なんで値段が違うの????
  ブランドの違いでしょうか?
  
★★★
1/23(水) ・Sapporo Fine LAGER 発泡酒 \145/350ml
  最近サッポロビールから発売された発泡酒です。昨年、サッポロから発売された
  限定醸造の「ひきたて焙煎発泡酒」(01/11/29参照)がなかなか良い出来だった
  ので、今回の発泡酒はどうかなと思ってとりあえず飲んでみました。
  色はきれいなゴールド。発泡酒独特の、ちょっと薬品臭いような香りがあり、香
  りは余り良くない。味の方は、ドライな口当たりだが、フィニッシュに麦の香り
  と、ほんの少しだがコクが感じられ、その点は評価できる。但し、同時に薬品臭
  さも感じてしまうので、この香りが苦手な人には余りお勧めできない。
  
発泡酒としてはレベルは高い方だと思う。
  
★★★☆
1/19(土) ・グロールシュ アンバーエール オランダ \272/330ml
 Grolsch AMBER ALE  GROLSCHR BIERBROUWERIJ GROENLO HOLLAND
  オランダ発、グローバルブランドのビール。この銘柄のプレミアムラガーは何度
  か飲んだ事がありますが(00/7/13参照)、アンバーエールは今回がはじめてで
  す。プレミアムラガーはそれ程でもなかったので、余り期待はしていなかったの
  ですが、こちらはまずまずでした。
  色はブラウンっていうか、アンバーと言わなければいけないのでしょうか。おと
  なしだが、モルトの香ばしい香りがします。口に含むとこの香ばしさが広がり、
  甘味とコクが感じられ、落ち着いた感じでなかなか美味しかったです。
  
★★★☆
1/18(金) ・独歩ビール ピルスナー 岡山県宮下酒蔵(株) \400/330ml
  岡山県の宮下酒蔵が1995年7月から醸造している地ビール。地ビールとして
  は、割と歴史のある存在。ドイツの伝統的なビールスタイルを目指し、「独歩」
  という名前は約3000の一般公募から選ばれ、独立独歩、個性ある、信念のビー
  ルを醸造しようという心意気をあわらしているとの事。
  ビールの説明には、『「独歩」は岡山の穏やかな気候と美しい水に、麦芽(モル
  ト)、ホップ酵母などすべてドイツの最高級の原材料を用意し、ブラウマイスター
  (醸造技師)であるウォルフガング・ライアール氏の技術指導により醸造された
  生きた酵母の入った下面発酵のビールです。』とあります。
  色は、国産大手ピルスナーと大差ないゴールド。よく見たら、細かい粕のような
  物が浮いていた。麦芽、あるいはホップのかすでしょうか? 酵母ではないよう
  です。ちょっと気になり、賞味期限を見たら、丁度今日が期限でした(前日に購
  入)。まあ、その位の事でめげる私ではありませんが。
  香りはややモルティな感じですが、地ビールとしては個性が少ない感じです。

  もやはりモルティはモルティですが、大手ピルスナーと比べて多少個性的かな?
  という程度。あまり面白味はありませんでした。まあ、ピルスナーなので、個性
  を出しにくいというのもあると思いますが。
  
★★★
1/16(水)   第92回「旨い酒の会」に参加しました。今回のテーマは「13BYの新酒」。参加
  者14数名(内女性2名)5種類のお酒を飲みました。
  
   (1)いづみ橋 本生大吟醸うすにごり 神奈川
    Data:\2,500/720ml
    おだやかな吟醸香で、柚子を連想する柑橘系のフレッシュな香りがする。味
    は甘味、酸味のバランスが良くスルスルと入ってくる。なかなか美味しい。
    値段を考えると美味しくて当然か。
    
★★★
   (2)いづみ橋 純米吟醸うすにごり 神奈川
    Data:\1,600/720ml
    (1)よりずっと華やかな吟醸香だが、派手過ぎるところが無く、なかなか良い
    感じ。口当たりは(1)と比べるとやや粗い感じ。味は甘味が(1)より弱い分、
    酸が強く感じられる。値段を考えると、まずまずと言ったところ。
    
★★
   (3)歓びの泉 純米山田錦袋吊り 岡山
    Data:\3,750/1800ml
    色は薄山吹でにごりはなし。おとなし目の香りだが、乳酸発酵の特徴をもつ
    フルーティさを備えた香り。味は、へ〜、こんなに落ち着いた感じの新酒も
    あるんだと感じさせる特徴のある面白い味。山廃仕込みのお酒と似たような
    特徴を持つ。伸びがあり、少しマッタリした感じで舌にからむ感じ。
    

   (4)歓びの泉 純米朝日袋吊り 岡山
    Data:
    (3)とおなじ造りだが、使用する酒米が違う。こちらは朝日を使用。
    色はうす山吹でにごりなし。(3)と似た感じでおだやかな香り。まるで火入れ
    したお酒と間違えてしまいそう。(2)と同じ感じの特徴のある面白い味で、酸
    味、甘味のバランスがとても良い。やはりマッタリと舌にからみつく感じ。
    値段はこちらの方が安いが、私としてはこちらの方がより味の伸びがあり美
    味しかった。
    
   (5)菊姫 山廃仕込み 純米生々原酒 石川
    Data:
    
色は山吹色。おとなしいが、いかにも濃い目の香りで重そう。どっしりとし
    た、とてもとても濃くて重い酒。甘味と酸味も強め。アジフライと合わせて
    飲んだが、アジフライ+ソースの濃い目の味にも全然負けない強さを持つ。
    冷えている時はおとなしい香りだったが、常温にお酒が馴染むにしたがって
    香りが良くなり、山廃らしさを感じられた。
    

  今回は、どのお酒も良い出来で、それぞれに個性が有ってとても楽しめました。
  新酒と一口に言っても、それぞれの蔵で、それぞれの特徴が有ってとても面白い
  ですね。
1/11(金) ・大信州吟醸生酒「吟にごり」 長野県大信州酒造 \1,200/720ml
  お馴染み大信州のしぼりたて新酒です。購入したお店の話では、炭酸が入ってい
  るかもとの事でしたが、私が購入したビンは炭酸は入っていませんでした。ビン
  底にオリが5mm程溜まったオリがらみの薄にごりのお酒です。
  おとなし目だが、しっかりとした感じの吟醸香。しっかりとした味わいがあり、
  旨味が乗っている。わずかにトロッとした感じで、甘味と酸味のバランス良く伸
  びがある。含み香が華やかで、なかなか良い感じで美味しい。
  
★★★★
1/9(水) ・シャトー・ラ・トゥール・ド・ベッサン 1997 マルゴー \2,330/720ml
 CHATEAU la TOUR de BESSAN 1997 A.O.C.Margaux
  昨年の10月に購入し、やはり飲む機会を失っていたワインです。年末に友人が
  送ってくれたロックフォール(ブルーチーズ)と合わせて飲んでみました。
  このワインを造るシャトーですが、山本博氏の「フランスワインガイド」柴田書
  店 には、『15世紀の望楼跡があるこのシャトーを、ルルトンが見事に復旧。
  知名度はないが、安いワインでも良いものがある恒例。』とあります。
  黒みがかったワインレッド。少しもったりした印象を受ける重めの香り。最初、
  少し甘味のあるもわっとした口当たりだが、後から渋味と酸味がドッと湧き上がっ
  て来て口の中を引き締める。この感じが良い。ボディもかなり有るが、ロックフォ
  ールもなかなか手強かったです。ロックフォールの香りにかなり押され気味。
  
★★★★
1/8(火) ・ヒューガルデン・ホワイト ベルギービール \370/330ml 00/6/9参照
  久し振りに飲んでみました。爽やかで香りよく、とても美味しい。お勧めです。
  前回、★★★☆ですが、今回、★★★★☆をつけても良いと思いました。
・米鶴 しぼりたて吟醸生 山形県東置賜郡 米鶴酒蔵(株) 値段不明(いただきもの)
  色はほぼ透明。フレッシュで若い吟醸香。ややトロッとした感じの口当たりで、
  新酒ばなの残る、フレッシュだが濃厚な味わい。まろやかな甘味と適度な酸味が
  あって、バランスは良いが、濃いため飲み疲れる感じあり。少しずつ飲む分には
  なかなか美味しい。

  Data:美山錦100%、55%精米、アルコール17度、日本酒度+4、酸度
     1.4、協会10号系酵母、須貝智杜氏。
  
★★★☆
1/4(金) ・シャトー・フェラン・セギュール 1994 サンテステフ村 ブルジョワ格付 \4,370/750ml
 Chateau Phelan Segur 1994 A.O.C.Saint-Estephe
  昨年の2月に購入し、ずっと飲む機会を逸していたワイン。年末に私の友人から
  「モン・ドール」というAOCもののウオッシュタイプのチーズを送ってもらったの
  で、それと合わせてリッチに飲んでみました。
  このワイン、私が購入した時にはちっともそんな事は知りませんでしたが、昨年
  春に日本で封切られた、あの「ハンニバル」の終わりの方のシーンで、レクター

  博士が飛行機に持ち込み、○○の○○○と合わせて飲んでいたワインです。
  
原作ではサンテステフとしか記述されていないそうですが、映画製作スタッフが
  サンテステフ産で評判の良いワインを探していたところ、このシャトーが手を上
  げて採用されたとの事。1980年代からメキメキと実力を上げてきたシャトー
  だそうですが、ハンニバルにより一躍有名になりました。
  色は濃く黒いワインレッド。落ち着いていてスパイシーなそそられる香り。口当
  たりは滑らかでスッと入ってくるが、その直後にボディのある渋味のしっかりと
  した味わいと、軽快な酸味が上がってきてバランスも良くとても美味しい。キレ
  も割と良く後を引く。
  
★★★★☆
1/3(木) ・「最上白味醂」(01/1/1参照)&「竹林かろやか」(01/12/21参照)のお屠蘇
  昨年のお正月に「最上白味醂」で作ったお屠蘇が美味しかったので、今年もこの味醂と
  味醂におまけで付いてきた屠蘇散、および、私の実家の作り方を参考に「竹林か
  ろやか」を半分加えて作ってみました。味醂の上品な甘味がなんとも言えません。
  お勧めです。
1/1(火) ・お屠蘇
  私の実家でお正月を迎えました。元旦の朝食前にお屠蘇で今年一年の健康を祈願
  します。実家でのお屠蘇の作り方は、日本酒(銘柄不明)、味醂(銘柄不明)を
  半々づつに、屠蘇散を一晩浸したもの。美味しかったです。
・有の川 蔵人の酒 吟醸生酒 甕入 福島県西白川郡 有賀醸造(資)
  以前紹介した「生粋左馬」(01/9/6参照)を醸造する有賀醸造が醸造している代
  表銘柄です。但し、普通の有の川ではなく、一升の甕に入ったしぼりたての生酒
  で、竹の柄杓ですくって飲みます。福島に住む父の知り合いが年末に送ってきて
  くれたお酒との事。
  色はうす山吹。とても若い新酒ばなの残るフレッシュな香り。トロリとした口当
  たりで米の若さが強く残る、いかにも新酒らしい味わい。甘味もやや強めで濃厚。
  暴れる感じでバランスは余り良くないが、煮物などをつまみながら飲むとまずま
  ずいける。
  
★★★☆


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