第73回 旨い酒の会レポート

テーマ「いろいろな味わいの丹沢山を楽しむ」

開催日時&場所: 平成12年6月21日 19:00〜 とんかつ「亀や」
  平塚駅近くの久保の井酒店主催  参加者9人(内女性1人) 会費4000円

評価の基準は下記の通りになっています。私の独断ですので、参考程度にご覧ください。

   ★★★★★:Excellent!!! ★★★★☆:Almost Excellent! ★★★★:Very good
  
★★★☆ :Good     ★★★  :Fair       ★★☆ :A little Poor
  
★★   :Poor     ★☆   :Very Poor        :Bad
  
    :Not liquor!

中原中宿ビール ブラウンエール AndBeer Brewery 非売品 ラベルはこちら。
  株式会社オーウィルより、三共モルト(製菓用モルト)、精製マルトースを試供提供して頂い
  て造ったビールです。ボディ付けにロースト麦芽を100グラム程加えました。やはり、酸味が
  強ったですが、割とさっぱりとしてそれなりに飲めたかと思います。普段、ピルスナータイプ
  のビールしか飲まない人にはやはり抵抗があったようです。
  ★★☆
他の参加者の感想: 
  ・フルーティな感じ。重過ぎないが深みがある。
  ・キレのあるアロマ。甘味があってキレある。酸が強すぎる。苦みはモルトの苦み。
  ・ややきつい。苦み、酸味すっきり。
  ・味わって飲むビールは初めて。喉越しのビールではない。
  ・ホップが利いてほろ苦い香。量は飲めない。
  ・香は良い。飲み口は良いが味が濃い。
  ・酸が強い。味があって、食べ物を食べながら飲むビール。
  ・いろんな香がある。酸味が結構ある。今まで飲んだ事が無い味。サンプルで飲んだ時よ
   り今日はまとまった感じ。

丹沢山生酒 普通酒 1升ビンで提供 \1,900/1.8L
  蔵元では「ふしぼ」と呼んでいるらしい。色はほぼ透明。香は穏やかだがしっかりとした米
  の香が感じられた。普通酒という事だが、しっかり造られているようで、やや若いものの
  穏やかな甘味があり味わいがあっておいしい。酒米は若水かなぁ?
  ★★★☆
他の参加者の感想:
  ・おいしい。  ・コストパフォーマンス良い。  ・後からくどみがある。

丹沢山純米吟醸 山田錦50%精米 4合ビンで提供 \2,250/720ml \4,500/1.8L
  兵庫産山田錦を50%精米で使用。アルコール度15.8%、日本酒度+2.8、
  酸度1.5、アミノ酸度0.8、粕歩合53.3%、9号酵母、中硬水使用。
  香はおとなし目だが吟醸香がある。口当たりはすっきりとした感じだが伸びがある。吟醸
  味も感じられて美味しいが、吟醸酒としては少し重いような気がする。今回飲んだ中では
  一番良かったが、コストパフォーマンスを考えるとお勧めではない。
  ★★★☆
他の参加者の感想:
  ・品良く美味しい。
丹沢山純米吟醸 山田錦55%精米 1升ビンで提供 \1,800/720ml \3,500/1.8L
  3番のお酒とほぼ同じスペックのお酒。造り上は、米の磨きと粕歩合(もろみをどれだけ
  搾るかの指標)が違う。酸度1.8、粕歩合48.4%の他は3番とほぼ同じ数値。
  香は微妙な所だが、こちらの方が吟醸香は弱く感じた。味の違いが意外とあり、こちら
  の方がより重く濃い感じがする。味は濃いが、後味はすっきりとしている。
  ★★★☆
他の参加者の感想:
  ・3番よりも香がある。
丹沢山純米しぼりたて生原酒 1升ビンで提供 \3,000/1.8L
  スペック詳細不明。若い感じがするが、2番程ではない。どっしりとした濃い味わい。
  ★★★
他の参加者の感想:
  ・重い
特記すべき意見:
    昔から丹沢山を飲み続けている方から、下記の貴重な意見がありましたので紹介します。
    「昔と全然違う。何を訴えたいのか、何を目指したいのかがわからない。地に足をつけた酒
    を造って欲しい。以前、丹沢山の蔵元は泉橋を指導する立場にあったが、今回の酒で比べ
    ると泉橋の方が旨い。昔はキレは無いが、味があってほんわかする酒だったが、今は酸味
    とキレを強調した味になってしまっている。どういうお酒を造りたいのかはっきりとして欲しい。
    蔵元の意見が聞きたい。自分の思いだけで造らないで欲しい。このお酒だと、お金を出して
    買う気はしない。」
総評:
    今回の丹沢山は、多少の違いはあるものの、傾向的には似た感じだった。味わいがあって、
    濃い感じ。どれも美味しく味わえるが、もの凄く美味しいという程でもない。コストパフォーマ
    ンスから言って、2番のお酒を支持する方が多かった。上記、特記した意見にはちょっと考
    えさせられる。今まで蔵元を支えてきた顧客の意見を無視して蔵元だけの思い込みだけで
    酒を造らないで欲しい、丹沢山らしさを無くさないで欲しいと言う意見だと思う。酒は生き物
    であり、時代の流れに従って大衆の好みも変化するので、酒蔵としてもなかなか難しいとこ
    ろだろうと思う。個性的な蔵と、その味を守っていくのは蔵だけの責任ではなく、我々消費
    者も良い物は良いと認め、支援する事が必要だろうと感じた。